保守主義の哲学---第19回バーク『フランス革命の省察』、人間の真の諸権利

 読者の皆様には、いつも〔=ブログ作成者〕の稚拙な小論をお読み頂き、深く御礼申し上げます。


 さて、邦訳
Series 19回目は、エドマンドバークフランス革命の省察』の中から“人間の諸権利”と題してバーク保守理論の邦訳を進めたい。


 本ブログの目的は、社会主義共産主義思想の唯一無二強力な解毒薬である保守主義の父エドマンドバーク真正保守哲学日本国民拡散し、徹底的に周知し続けることによって、民主党社民党共産党及びその他の社会主義政党などの政治思想を理論的破壊することにある。


 読者の皆様には、国家を滅亡へ至らしめる社会主義共産主義を日本国から消滅させるべく“バーク保守哲学”つまり“真正保守自由主義哲学”の日本全土への大拡散に、ご協力頂きたい次第である。


 なお、今回は
Eバーク『フランス革命の省察』の翻訳“人間真の諸権利と併せて、FAハイエクの“正義個人権利を『ハイエク全集』、春秋社から一部抜粋して〔=ブログ作成者〕が編集したものを掲載した。


 ただし、両者を合わせるとブログとしては、ほんの若干程度のボリューム大となるため、「長文?」を読む根気集中力のある方には、ぜひとも最後まで読んで頂きたいと思っている。


 ◇◇◇真正の自由(保守)主義者の言葉◇◇◇


 国家を樹立しようとするに当って契約ということがなされるとする仮説はばかげており、これはルソーが理念的・仮説的一時しのぎの説として考えているだけのものである。


 というのも、彼はこれを、過去にあった事実として示そうとしているのではなく、自分の説に基づいた、国家のあるべき姿として示そうとしているからである。


 未だいかなる国家も、真の契約、すなわち、あらゆる面から自由意志によってなされた契約〔
inter volentes〕によって成立したことはない。


 (ヤーコプ・ブルクハルト『世界史的考察』、ちくま学芸文庫、
56頁)


 いずれにしても、ルソー以後の時代になって初めて、自分たちの時代は、過去を一括して、倫理的にこれより優っていると思い込むに至ったのであるが、この場合その出発点となったのは言うまでもなく、人間はそもそも本質において善であるという前提であった。


 これはまるで、人間の善良さは今に至るまで発言の機会を与えられなかっただけであり、もし人間がひと度、力を得るに至れば、かの善良さが輝かしく姿を現さずにはいないとでもいうみたいである!


 人々はこうした考えから〔フランス革命において〕過去全体を相手取って訴訟を起こす権利が自分達にあるとした。


 しかし、己惚れたっぷりの現在のこうした倫理的優越を信じるようになったのは、実はようやく最近数十年のことなのであり、これらの(過去数十年間の)時代は(既に)、倫理的に自分達より劣っているという点で古代をももはや例外としない


 (→〔=ブログ作成者〕の補足:過去数十年は、既に古代に比して倫理的に優越しているとは言えない。我々の「現在」も数十年後の「未来」には同じ運命を辿るにすぎない、ということ)。


 (ヤーコプ・ブルクハルト『世界史的考察』、ちくま学芸文庫、
117頁)


 神聖不可侵の権利(→「主権」、「主権者」)は最高の意味において、この権利(「主権」)にかつて仕えたことのあるまさにその諸民族の運命とされてしかるべきである。


 このような(「主権」振りかざす「主権者」に支配され、仕えた)民族はもはや決して自由を享ける資質を持つことの(でき)ないのは言うまでもない。


 最も初期の諸世代が置かれていた奴隷状態は今日にいたるまでその血の中に影響を及ぼし続けている


 (→「人民主権」、「君主主権」、「国民主権」はすべて「主権」であることは同じ。この意味を踏まえて、上記ブルクハルトの言葉の意味を考えるべし)。


 すなわち、神聖なる文書(→例えば「
1789年フランス人権宣言」など)はそれだけ見て省察するよりはむしろ、このような民族において(その文書の陰で)阻害されていたもの、また抑圧されていたものを照合確認した上で初めてそうした文書を省察する時、(歴史を省察する上で)最高度に啓発的なのである。


 これに加えてさらに、(神聖不可侵の権利=主権の存在するところでは、)遅かれ早かれ間違いなく専制政治が支配を握り、宗教をその支えとして濫用するのが常であるということが起こってくる。


 (ヤーコプ・ブルクハルト『世界史的考察』、ちくま学芸文庫、
187188頁)


 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 中川八洋 筑波大学名誉教授の新著(アマゾンへリンク→『
脱原発のウソと犯罪』、日新報道)を読まれたであろうか。


 もし、多くの日本国民がこの著作の全頁を読了し、反日極左思想一色に覆われた日本社会の惨憺たる現状を、一旦理解すれば、


 ――何故日本国に、早急に、エドマンドバーク
FA・ハイエク世界真正自由保守主義者政治哲学復活させ、再構築させる必要があるのか――

 を必ず御理解いただけるはずだ、と〔=ブログ作成者〕は確信している。


 中川八洋『脱原発のウソと犯罪』を未読の日本国民はぜひ読んで頂きたいと思う。


 
19回(今回)邦訳PDFファイルを開く(クリック)


 →
保守主義の哲学---19回バーク『フランス革命の省察』、人間の真の諸権利


 
FA・ハイエクの“正義と個人の権利”PDFファイルを開く(クリック)


 →
Friedrich August von Hayek,「正義と個人の権利」


 過去の邦訳(第1回~第19回)の目次ページへ移動する(クリック)


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『フランス革命の省察』の過去の邦訳と関連資料の目次ページ

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