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保守主義の哲学シリーズ‐‐‐「エドマンド・バーク保守主義」VS『共産党宣言・共産主義の諸原理』(その3)


エドマンド・バーク保守主義VSマルクス/エンゲルス共産党宣言・共産主義の諸原理

 正統の哲学・『エドマンド・バーク保守主義』による、

虚偽・妄説の『共産党宣言・共産主義の諸原理』の理論的破壊宣言(PartⅢ)

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マルクス/エンゲルスは『共産党宣言』において、サン・シモンフーリエオーエン社会主義」を「批判的空想的な社会主義」であると、以下のように批判することによって、共産主義者らしい詐欺的な論理で、マルクス/エンゲルスの「共産主義」の「空想」を「科学」に転倒させる

 少し長文になるが引用する

 「一般的な激動の時代、封建社会の転覆の時期において、プロレタリアートが、その固有の階級利益を直接に貫徹しようとした最初のくわだて(=1789年のフランス革命)は、プロレタリアート自身の未発達な形態のために、まさにブルジョワ時代によってはじめてうみだされるその解放の物質的諸条件の欠如

 (=ブルジョワ的生産諸条件が未完成であったこと〈=フランス革命では封建社会の転覆をジャコバン党などのプロレタリアートがなしそうとしたが、ブルジョワによるプロレタリアートの産業生産的完全支配が確立していなかったこと〉)

 ➡によるために、必然的に失敗した。(※2) 

 (=つまり、封建社会がブルジョワによって完全に転覆されておらず、社会のブルジョワ支配が完成していなかった〈=ブルジョワによる被支配階級であるプロレタリアートが完成していなかった〉ためにプロレタリアートは未熟であって封建社会の転覆に失敗したという意味→フランス革命の指導者でフランス国民約50万人を殺戮したジャコバン党のロベスピエールが「テルミドール反動」で処刑されたことを含めて言っていると思われる

 ➡・・・本来の社会主義および共産主義の諸体系、すなわち、サン・シモンの、フーリエの、オーエン等々の諸体系は、プロレタリアートとブルジョワジーとのあいだの闘争の、最初の未発達な時期に出現する。(=つまり、サン・シモンらの社会主義はプロレタリアートとブルジョワジーの二大階級とその対立・闘争構図が確立しかけの最初の未発達な時期の未熟な社会主義理論にすぎないということを言っている)

 ・・・これらの体系の創始者たちは、たしかに、階級の対立と、支配的社会自体のなかでの解体的諸要素の作用を、みている。しかしかれらは、プロレタリアートの側に、なんの歴史的な自主活動(=自発性)も、なんの(プロレタリアート)独自の政治的な運動も、みとめない。

 階級対立の発展は、工業の発展と同一歩調をとる(=工業の発展によって、大工場主階級と工場労働者階級の分裂が促進し階級対立が深まる)ので、かれらは、(大工業の最初の未発達な時期にあったので)プロレタリアートの解放のための物質的諸条件(=プロレタリアートの最低賃金による苦役)をまさにそれだけわずかしか、見つけださなかった(=つまり、大工業の最初の未発達な時期には、プロレタリアートの最低賃金による苦役など、なかったということである)。

 そしてかれらは、これらの(物質的諸)条件を(空想的に)つくりだすために、ある社会科学を、社会的諸法則を、もとめたのである。社会的活動(=歴史的に説明されるべき活動)のかわりに、かれらの個人的な創案活動(=発明活動)があらわれ、解放の歴史的諸条件(=歴史的に説明されるべき解放の諸条件)のかわりに幻想的諸条件が、しだいにおのずから進行する(=徐々に自発的に発展する)プロレタリアートへの階級組織(=プロレタリアート階級組織)のかわりに、(かれらによって)独自に案出された社会の組織(=共産主義者が目指す、本来のプロレタリアート階級組織ではない、かれらの創案によってつくられた組織)があらわれざるをえない。

 きたるべき(工業発展による階級闘争の)世界史は、かれらにとって、かれらの(創案・空想による)社会計画の宣伝と実際的遂行とに解消する(=終わってしまう)。

 ・・・かれら(サン・シモンら)はすべての社会構成員の生活状態を、もっといい立場のものまでふくめて、改善しようとする。それでかれらは、ひきつづき社会全体に、区別なく呼びかける

 まったく、とくにこのんで支配階級に呼びかけるのである。それ(=かれらが創案した計画)が、可能なかぎり最善の社会の、可能なかぎり最善の計画であることを、人(=ブルジョワ)が(その計画を)承認するためには、かれ(=人=ブルジョワ)はただそれ(=その計画)を理解するだけでいいのだ(=創案した計画をブルジョワジーに理解させ、承認させさえすれば、階級闘争は必要なくなってしまうのだ)。

 だからかれらは、あらゆる政治的行動を、とくにあらゆる革命的行動を、非難する。かれらは自分たちの目標を、平和的な方法で達成しようとし、ちいさな、失敗するにきまっている実験によって、すなわち実例の力によって、あたらしい社会的福音への道をひらこうとくわだてる」(『共産党宣言・共産主義の諸原理』講談社学術文庫2008年、6062頁)


  以上の引用部分で、マルクス/エンゲルスが企図することは、サン・シモンらの社会主義は、彼らの創案による社会計画をブルジョワジーに理解・承認させ、「階級闘争」のない平和的方法で社会改良・改善を達成しようとするものであり、「失敗するにきまっている実験である」と批判しながらも「空想的(創作的)だが現実的」ではあると一定の理解を示すことである

 そして、逆説的にマルクス/エンゲルスの「共産主義」は、「理論的だが非現実的」な「階級闘争」にあることを強調する

 つまり、ここでの目的は、読者に「共産主義は理論的であると強調することにある。そして後に読者に「非現実的」を「現実的」と転倒して錯覚させれば、「共産主義」は「理論的で現実的」な「科学」に変身するわけである


ところで、現在の日本国において、ある日本国民Nが本屋で『共産党宣言』を買ってきて、政治哲学に関する知識ゼロかつ文章の虚偽を見抜く力ゼロで、『共産党宣言』ここまで読み続けることができた読者のうち、

 ①社会の高所得者層の読者は、おおむね、社会主義も共産主義も共に危険視し、嫌悪するであろう。

 ②社会の中所得者層の読者の中で

 (1) 所得も財産も適度な程度あり、生活に困ることはないが、もう少し裕福になりたいと思っており、社会の現状や自分の置かれた社会環境にやや不満を持っている読者は、大多数がサン・シモンらの穏健な社会主義に共鳴するであろう。

 (2) 所得も財産も適度な程度あり、生活に困ることはないのに、富裕層(=今風に言えば、セレブ層)への強い上昇願望などがあり、社会の現状や自分の置かれた社会環境に強い不満を持っている読者は、サン・シモンらの社会主義に共鳴するものとマルクス/エンゲルスの共産主義に共鳴するものの割合は、五分五分くらいになるであろう。

 (3) 低所得で財産も少なく、社会の現状や自分の置かれた社会環境に強い不安・不満・嫌悪感を持っている読者は、サン・シモンらの社会主義に共鳴するものとマルクス/エンゲルスの共産主義に共鳴するものの割合は、後者が前者を超えるであろう。

 この時点で『共産党宣言』を読んだ日本国民の80%以上は、マルクス/エンゲルスの煽動によって脳の50%以上を社会主義化(穏健な社会主義か暴力的な共産主義のいずれかのシンパ化)されたことになる

 マルクス/エンゲルスにとっては、第一目標達成であり、後は二者択一の煽動をするだけである。ここまで、読み続けられた人の頭では自由主義(資本主義)は、既に悪であることが前提しており以後の選択に「自由主義」の選択肢はない

 しかし、このブログの冒頭で私が述べたように、マルクス/エンゲルスの『共産党宣言』冒頭の一文目からすでに虚偽・虚構の暴論であり、単なる煽動文書にすぎない。

 後述するが、穏健に見えるサン・シモンらの社会主義も暴力的な共産主義も結論的には、国民の「自由ゼロ」かつ「貧困の平等主義」である「全体主義イデオロギー」にすぎない。

 だから、“真正自由主義”である“エドマンド・バーク保守主義”は、穏健であろうとも「平等主義・全体主義」にすぎない「社会主義」も一切認めない

 エドマンド・バーク保守主義が唯一認める平等とは“法の下の平等”のみである。この原則は「絶対」である

 しかし、エドマンド・バーク保守主義は「生命/安全・私有財産・自由/道徳」を“法の下”で擁護するイデオロギーであるから、決して「弱者切り捨て主義」ではない。むしろ逆に、「真の社会的弱者」を“法”によって“手厚く擁護・救済”する“不平等主義”である

 重要なことは、どのような国民を「真の社会的弱者だ」と判断するかである

 バーク保守主義は、マルクス/エンゲルスの共産主義ように「工場労働者は皆弱者である」とか、社会主義のように「年齢が何歳以上の高齢者はすべて、社会的弱者である」とか「所得水準が何円以下の人が社会的弱者である」とかのような「平等主義的弱者」を「真の社会的弱者」とは認めない

 そのような国民を一括りにして、すべて社会的弱者と考えるのは現代日本社会(日本国)が社会主義病に侵されている証左であり、かつての英国病ならぬ“日本国病”である

 そのような、病んだ思想が、現在の国家財政の破綻状況を生みだした根源である

 なぜなら、自由主義社会には“法の下の自由”があるのであるから、国民はその“自由権”を行使する“義務”があり、賃金の低い工場労働者は他の業種へ転職する自由があるしその努力をする義務がある。高齢者も健康でいられるよう努力する自由と義務がある

 であるから、国民は、「学問して資格をとって転職する・昇進して所得を上げる」あるいは「高齢になっても病気にならないように健康の維持のために何かする」などの“自由権行使の義務”を果たさなければならない。自由と義務は常に一体である

 しかし、例えば身体に障害を負っていたり、不治の病にかかっていたり、・・・等々、これはケース・バイ・ケースであるが、自由権行使の義務を果たそうとしても、どうしてもできない国民がいるのは明白であり、現実である

 そのような国民は、明らかに「真の社会的弱者」であるから、バーク保守主義は、そのような国民を決して切り捨てたりはしない。必ず、“法の下の平等”において最大限の擁護を保証する

 このように、自由主義社会における「真の弱者救済主義」とは「社会主義」でもなく「共産主義」でもなく「バーク保守主義」のみである。このブログの読者の皆さんなら、私の説明を理解いただけると確信している

 このことは、バーク保守主義の

 「国民の自由の淵源である天皇(皇室)を万世一系の世襲の原理で守護する」思想、

 「自由と道徳は1枚のコインの裏表の一体のものと考える」思想、

 「道徳を美徳へと高め、高貴で美徳ある自由主義国家を目標国家とする」思想、

 「世襲の原理を重んじ、日本国の子々孫々の悠久の繁栄を思考する」思想

 からも明白であろう

 私は、「日本国を社会主義者や共産主義者の訴える平等主義社会にしたい」と考えている日本国民には次のように問いたい

 あなたは、平等社会の平等を「何の努力もせず、怠惰に生きていても平等に衣食住ができる極楽の平等」と勘違いしていませんか?

 実際は全く逆の地獄で、「極端に貧困で食物もろくに与えられないのに、朝から晩まで重労働させられ、耐えられずに死んだ者はゴミ屑のように捨てられる、『働かざる者、食うべからず(=病人・老人など働けない者は死ね!)=これは、実際のレーニンの主張である』の平等」それが、旧ソ連の「貧困・重労働の平等」社会の実態である

 それでも旧ソ連のような社会にすみたいですか?

 旧ソ連の社会の恐るべき実態を知っていますか?

 と反論しておく

 上記のような、旧ソ連の社会の暗黒の実態を知らない方は、『共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-〈ソ連編〉』(恵雅堂出版、2001年)を参照いただきたい。共産主義の真の恐ろしさが理解できるであろう。

 ちなみに、コミンテルン〈アジア編〉も別冊で出ている。おそらく部数に限りがあるので、ネット通販でのみ入手可能だと思うが

(※2)「フランス革命の失敗」と「ナポレオン侵略の失敗」

 →英国のエドマンド・バーク保守主義思想の功績によるところが極めて大きい。

 ここで、バーク保守主義者として、一言付け加えさせてもらうと、「フランス革命の失敗」は、フランス国内の社会の階級の成熟状況如のみによるものではない。

 英国のエドマンド・バークの『フランス革命の省察』(1790年)、『同盟国の対仏政策についての所見』(1973年)、『国王弑虐のフランスとの講和に反対する』(四つの書簡、17951796年)等による徹底的なフランス革命思想

(=①カトリック及びその他の宗教の撲滅〈=政教分離〉思想、②国王・王妃らの虐殺思想〈=文明社会の“世襲の原理”と“法および慣習”の無視〉、③憲法停止による“法の支配”・“立憲主義”思想の排除、④狂人ルソーの「立法者(絶対者)」と「一般意志」に基づくジャコバン独裁体制の確立=独裁思想、⑤国民の真の“自由”抹殺思想=約50万人の虐殺・ギロチンのフル稼働、⑥貧困の「平等主義」思想、⑦人間の意志(理性)絶対主義の「理信教」の狂信=無神論思想、⑧誤謬の人権(人間の権利)思想、等々)

 に対する激烈な批判と英国等の革命フランス周辺国への干渉戦争の決断の主張等による効果が絶大であったことを決して忘れてはいけない。

 このようなバークの敏速かつ適確な行動が、その後のナポレオンの欧州全土へのフランス革命思想の輸出戦争を失敗に至らしめたと言っても過言ではないのである。

 エドマンド・バークとは世界の動きの先の先を見通す炯眼を持つ「稀有の天才」であった

 バーク以後の歴史上で、バーク保守主義を継承する、

 ①英国のW・チャーチル首相(バーク保守主義者)は(第二次世界大戦におけるバトル・オブ・ブリテンの勝利1940年などによって)ナチス・ドイツを敗退させ、かつ、ソ連の共産主義思想の悪魔性を「ペスト菌」と呼び、世界でいち早く見通して演説(=フルトン演説〈=鉄のカーテン演〉、1946年)した。

 ②M・サッチャー首相(バーク保守主義者)、19908月のイラクのクウェート侵攻に対するクウェート解放戦争(湾岸戦争)の発案者である。米国のアスペン(コロラド州)を訪問中のM・サッチャー首相はブッシュ(父)米国大統領に「侵略者は決して容認されてはならない。私たちは1930年代に多くの犠牲を払って、このことを学んだはずだ」と進言したのである。

 また、M・サッチャー首相は、1946年の労働党政権誕生による福祉国家政策の弊害により1970年代には「ヨーロッパの病人/英国病」と言われた英国を教育政策・国有企業の民営化政策・税制の改正政策などによっての経済/財政回復の軌道に乗せた。英国で保守党・労働党を問わず、M・サッチャー首相の功績を称賛しない人はいない。

 ③R・レーガン米国大統領(バーク/ハミルトン保守主義者)と英国のM・サッチャー首相(バーク保守主義者)は歴史上最悪・暗黒の共産主義国家ソ連を解体させた。

 これらの歴史事実から現在の日本国・日本国民が明確に学ぶべきことは、『日本国に巣食う無道徳の左翼・極左集団を一掃し、高貴なる自由かつ美徳ある自由主義社会を最構築し直し、経済/財政回復を軌道に乗せ、子々孫々にわたる悠久の日本国繁栄を実現できるのは、英国のエドマンド・バーク保守主義と米国のハミルトン保守主義を継承する者でしかあり得ない』ということである。➡


 次回、保守主義の哲学シリーズ‐‐‐「エドマンド・バーク保守主義」VS『共産党宣言・共産主義の諸原理』(その4)へつづく。


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